2011年7月6日水曜日

ちいさなこと

自分はピザのアルバイトでピザの宅配をしている。いつも原チャでバーっと運転してます。でも信号待ちとかはめっちゃ暇やから、ぼーっとしてる。

昨日も信号待ちしていて、ぼーっとしてた。
そしたらおばあさんが犬を引き連れながら歩道にあるゴミを拾っていた。
こんな人見たのは久しぶりやったから、なんでこの人はゴミ拾いをしてるんかなって考えてたら、その人に釘付けになっていた。
おばあさんがおれの視線に気付き、こちらを見てきた。慌てて目を逸らしたけど、おばあさんはおれを見てすぐにまたゴミ拾いを始めた。

信号が変わるころには、おばあさんがゴミ拾った辺りの歩道には、ゴミが無くなっていた。
でおれはまたぶーんとお客さんの家に向かった。


なんであのおばあさんはゴミ拾いをしてたのか?
「世界を変えるためには、市民ひとりひとりが行動を起こさねばならない」とか
「環境問題を解決したいんだ」とか
そういう思いを持ってゴミ拾いをしていたんじゃないと、思った。


きっとゴミが落ちていることが気になって仕方がないから、ゴミ拾いをしていたと思う。
これは偽善なんかな??
自分も学生団体で活動している時に偽善ってよく言われていた。
他人から見たらそれはそうかもしれん。うーん。
でも、自分はその問題(例えば難民問題とか宗教の問題とか色々な国際問題)が気になって仕方がなかった。
だからそういった問題を解決したいと思ったし、たくさんの人に知ってもらいたいと思った。


おれにとって気になって仕方が無いことは、国際問題だった。
おばあさんにとって気になって仕方が無いことは、ゴミが歩道に落ちていることだ。
こういう自分にとって気になって仕方が無いことを、見つけられるようなプログラムとかイベントとかシステムがあったらなと思った。


偽善って他人から思われているということは、自分が真剣に善のために尽くしてないから、偽善だと思われるんかなと思う。
だからやっぱり自分は、一日一日を懸命に生きて、その問題を解決したいという思いだけを持って、無理せずその問題に関わって行きたいと思う。