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2011年6月30日木曜日

卒論計画発表 中国現代政治

今日ゼミの教授に卒論のことを聞いたら、好きなようにやっていいよと言われた。
きっとこの調子ならゼミで卒論の計画発表とか無いだろうから、ブログで一人発表会をしたろうと思って、ブログを書いている。
始めます。
つーかむしろ動画とかでプレゼン動画撮って、載っけてやろうかなとか思ったけど、ようつべとかustのアカウント持ってないからやっぱブログ。


まず問題提起

現在の中国は経済成長が著しく、その成長を背景にして軍備増強に多いに力を入れている。軍備増強に伴うかのように人民解放軍も同じように台頭してきた。その結果が先に起こった尖閣諸島漁船衝突問題であり、現在係争中の東シナ海の領土問題である。
中国の東アジア進出に対し、アメリカも反応を起こした。フィリピンやベトナムと共同演習を行い、東アジアでプレゼンスを保とうとしている。しかしそのアメリカの動きに対し、中国は批判を繰り返す。

アメリカの経済的プレゼンスが降下するなかで、中国は空母を建艦するなど勢いは留まる所を知らない。

唯一の超大国アメリカとしては、これまで通りインド洋と太平洋の安定を望んでいる。
しかし一方の中国は、東シナ海を自国の領土にしたいという意図が丸見えだ。
このように両者の「利益」は異なっている。利益が共通ではないのだ。
これでは、東アジアの安定が崩壊してしまうのではないかということを、問題提起している。


共通の利益という視点から、過去の例を見る。

まずは勢力均衡による安全保障である。説明は面倒なので、wikiとかで確認してください。
ここでのポイントは各国の外交使節団が異なる思いや利益を持ちながらも、一つの安全保障体制を構築出来たという点である。各国は戦争をもう二度と起こしたくはなかった。そして、何らかの安全システムを構築出来れば、二度と戦争を起こさずに済むという認識を各国の使節団はしていた。その戦争を避けたいという、「共通の利益」があったからこそ、勢力均衡による安全保障体制が生まれたのである。実際にウィーン体制によって、大きな戦争は避けることが出来たのである。

もう一つは冷戦のシステムである。冷戦は米ソ間で交流なんてないだろうと思っている人がたくさんいると思う。しかしそんなことはなく、週に一回米ソの外交官か誰かがMTGをしていたのである。両者はキューバ危機以降、両者は核戦争は何としてでも避けなければならないという認識を持つようになる。キューバ危機以降、米ソはホットラインを作り、いつでも大統領同士が電話を出来るシステムを作った。冷戦中に核戦争が行われなかった背景には、両者の「共通の利益」である核戦争を避けたいという思いがあったからである。


これに対し、現代の米中関係は一体どんなものなのだろうか。
米中には「共通の利益」はあるのだろうか。またはその「共通の利益」を米中で作り上げるこてゃ出来るのだろうかということを研究しようと思って、先生に言った。

そしたら、中国内部が分裂していて、交渉なんて出来ないという指摘を頂いた。
確かに中国共産党は戦争を引き起こしたくないのかもしれない。しかし、共産党が軍部を統制出来ていないのだ。今の中国は満州事変を引き起こした日本帝国陸軍と同じ状況なのである。
先の尖閣諸島の事件や領土問題も海軍が暴走したから起こったのだ。
今や中国はシビリアンコントロールさえままならないのである。そこで、共産党、海軍、陸軍それぞれが考える外交政策について研究したらいいのでは?という提案を受けて、自分としてもそれを研究するつもりです。


このブログは誰が読むのだろうかーーw