2010年11月5日金曜日

リサフェの感想ー『風の谷のナウシカ』が共生観を変える!?〜宗教の欠落という観点から〜

今更ですが、関西学院大学の神戸三田キャンパスでは毎年11月の頭らへんにリサーチフェアというイベントが開かれる。そこでは、ゼミで研究したことをポスターセッションやプレゼンテーションを通じて発表するというものだ。ゼミ同士の交流が少ないので、リサフェでゼミで研究することを発表することにより、違うゼミではどのような研究をしているかを知ることが出来る。

そこで自分はタイトルにある
『風の谷のナウシカ』が共生観を変える!?〜宗教の欠落という観点から〜
という発表で、新たな視点を得ることが出来たので、それについて書く


まずナウシカの世界の説明から

ナウシカの世界には三つの主義を持ったアクターが存在する
一つ目のグループはナウシカを中心とする、ひとつひとつの命を大切にするという主義
二つ目のグループはオームやオームと共生?している自然至上主義
三つ目のグループは大国トルメキアの人間中心主義
四つ目のグループはトルメキアと対立関係にあるドルクなんちゃら連合

この三つのグループはうまく共生していたのだが、ある地方が非常に大きな力を手に入れてしまい、勢力均衡が崩れてしまう。そこでナウシカのグループとトルメキアは協力して、四つ目のグループに対抗しようとする。その四つ目のグループの国に行くには、三つ目の自然主義のグループがいる地域を横断しなければならない。

ナウシカはその自然主義に触れ、その影響を受け、トルメキアに戦争をやめさせようとする。

ってゆう設定やったはず
で、このセッションで宗教は共通の価値観を持った共同体みたいな話やったと思う

近代人と主義が酷似しているのが、トルメキアの人間中心主義だ。

そのトルメキアでは宗教が欠落していて、自らの利益しか求めず、自らのコミュニティも大切にしない。
というレトリックで宗教が欠落しているトルメキアを批判している。

そしてトルメキアとは正反対の森の人を肯定している。
森の人はコミュニティの掟を厳守する。
個は全体のために、全体は個のためにということが彼らの思想だ。

発表していたグループはこの森の人の意見が大切だと言っている。


しかし、この全体主義では逸脱は禁じられている。
もしも逸脱した場合どうなるのか。
原作ではその場面は触れらてはいない。

全体のために個人が犠牲になる議論はもうし終わったはずだ。
そこをもうちょっと考えてほしかった。


しかしこの発表では、統一の宗教、思想の崩壊によって自然環境が破壊されたというレトリックが新しかった。その点でこの発表を評価したい。

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